当院の治療内容

2005年02月20日

マッサージいろいろ

マッサージ・あんま・指圧はよくまとめてマッサージとして認知されていることが多いですが実際には違うものです。

マッサージは心臓へ血液を戻すように手先・足先から体へと施術します。体にたまった老廃物を取り除くことを目的とするのがマッサージです。リンパマッサージ、静脈マッサージなどがこれに当たります。

あんまはマッサージとは逆に体の中心から手先・足先へ血液を送り出すように施術します。冷え・血行不良を改善しそれに伴う筋肉のコリをほぐす事を目的とします。

指圧もマッサージとは逆向きに施術することが多いですが血行を良くすることより凝り固まった筋肉をほぐすことに重点をおきます。

これらは本来、症状によって使い分けなければいけないのです。
マッサージという言葉が一番よく知られていますが、実際によく施術されるのはあんまのほうです。

マッサージは激しい運動直後に体にたまった乳酸などを早く取り除きたいときや水分の代謝が悪く手・足などのむくみがひどいときに行うものです。

コリをほぐすのにはあんまが最も適しています。血液を末端まで送ることで体の細胞を活性させ固まった筋を緩めることができます。
指圧もあわせて行うことによりさらに効果が上がります。

一口にコリと言っても使いすぎで固くなったもの、全く動かさないで固まったもの、冷えて固まったものなど原因はいろいろですので、症状にあわせた施術をしていきます。治療の際は解り易くする為、全てマッサージと表現します。


nozomiharikyu at 08:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2005年02月09日

経絡治療について

経絡治療とは古代中国から受け継がれる伝統的治療で、人体はすべて気で働くものと考え人体の各所にある経絡に流れる気を調節することであらゆる病気に対する自然治癒力を高めようとするものです。
特に東洋医学においては”未病治”いわゆる病気の前段階で治すという考えが主流です。
体の不調を感じられたら一度ご相談ください。

経絡治療は殆ど全ての疾患に適応しますが病気そのものが治るわけではありません。あくまで体質を健康な方へ整えるための治療であって万能ではないことをご理解ください。

主な適応症は、
  • 冷え、のぼせ、発汗、頭痛などのいわゆる更年期障害
  • 発熱、下痢、嘔吐、関節痛などの風邪症状
  • 花粉症、鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状
  • 関節、筋肉の腫れ・痛み・こわばりなどのリウマチ様症状
  • 原因がよくわからない疲労感やめまい、腹痛や腹部の違和感
  • 高血圧、低血圧など循環器障害
  • 生理痛、月経不順、不妊症など婦人科疾患(不妊症は男性に原因がある場合も!)
などがあります。

マッサージ、部分的なはり・灸治療についてもほぼ同じです。
仕事や家事、育児などでの疲労、スポーツでのケガなどあらゆる肉体的・精神的ストレスからの回復をサポートします。

経絡治療においては主訴及び顔色や脈拍、お腹の様子などから現在の体の不調を健康な状態に戻すような治療をします。

痛みなどの訴えがある場所への治療もしますが基本的には全身を診ます。はり・灸を用いますが痛みや熱さを感じることはほとんどありません。
時間をかけて少しずつ体質を改善してゆくため週に1〜2回の治療を半年から一年くらい続けていただきたいと思います。

大変刺激が弱いので小さいお子様や妊婦の方でも治療が受けられるのです。

nozomiharikyu at 10:44|PermalinkComments(1)TrackBack(0)